CakePHP+XAMPP+Macの環境構築
研究室内プログラミング大会で使用する言語がPHP,利用するフレームワークがCakePHPとなったため,その環境構築を行いました.今回はその備忘録です.
XAMPPのインストール
XAMPPとは(以下wikipediaより引用)
ウェブアプリケーションの実行に必要なフリーソフトウェアをパッケージとしてまとめたもので,apachefriends.orgから提供されている.
Apache,MySQL,PHPといったウェブアプリケーションに必要なものが一括でインストールできる便利なものらしいです.
というわけでXAMPPをインストール.
ダウンロードは以下の公式サイトから.
https://www.apachefriends.org/index.html
CakePHPのインストール
まずはCakePHPを以下のサイトからダウンロード.
今回は現在安定版の2.6.4をインストールします.
ダウンロードが終わったら,zipファイルを解凍し,フォルダ名をcake(なんでもよい)に変更します.
そしてそのcakeフォルダを以下のディレクトリに置きます.
Applications/XAMPP/xamppfiles/htdocs
それが終わったら,XAMPPを起動し,適当なウェブブラウザから以下にアクセスします.
すると緑やら赤やら黄色やらカラフルな画面が表示されます.
が,ここでfatal errorが出てしまいました.
どうやらユーザからの書き込み権限をapp/tmpフォルダに与えてやらないといけないそう.
というわけでターミナルから以下のコマンドを実行します.
chmod -R 707 /Applications/XAMPP/xamppfiles/htdocs/cake/app/tmp
次に,以下のファイルを編集します.
/Applications/XAMPP/xamppfiles/htdocs/cake/app/Config/core.php
以下のコードのxxxxxxがSecurity.saltとSecurity.cipherSeedになっている部分の第2引数の値を適当な英数字の文字列に書き換えます.
Configure::write(‘xxxxxxxxxxx’,…..);
次にデータベースの設定を行います.以下のファイルを
/Applications/XAMPP/xamppfiles/htdocs/cake/app/Config/databese.php.default
次のように変更します
/Applications/XAMPP/xamppfiles/htdocs/cake/app/Config/databese.php
要するに,.defaultをファイル名から削除.
そして変更した後のファイルの
public $default = array{
}
の中身を書き換えます.
今回は
‘login’ => ‘root’;
‘password’ => ‘’;
‘database’ => ‘test’;
に変更しました.
もちろんこのままだとよろしくないので,後から適宜変更してください.
データベースの作成
データベースを作成します.以下のアドレスにアクセスします.
するとデータベースの管理画面に移ります.
しかし,今回ここでエラーが出ました.
設定したユーザ名やパスワードが一致しない等怒られています.一致してるのに・・・
ということで調べてみると,単純にMySQl Databaseが起動していないのが原因だったっぽい.
というわけでXAMPPフォルダのmanager-osxを起動し,Manage ServersタブからMy SQL DatabaseをStartしてやれば,問題なくログインできました.
で,ログイン後はデータベースを作成します.
名前は
/Applications/XAMPP/xamppfiles/htdocs/cake/app/Config/databese.php
で書き換えた通りにします.
最後にDegub Kitをインストールします.
どうやらcakephpバージョンの2.3以上からはdegub kitの導入を推奨しているようです.
Debug KitはGitHubからダウンロード.
ダウンロードしたフォルダをDebugKitとリネームし,以下のディレクトリに置きます.
/Applications/XAMPP/xamppfiles/htdocs/cake/app/Plugin
そして以下のファイルを下記の通り編集します.
/Applications/XAMPP/xamppfiles/htdocs/cake/app/Config/boostrap.php
CakePlugin:a:load( ‘DebugKit’);
を追記したら終了.
これでlocalhostにアクセスすると全てのエラーや警告が消えていると思います.
最後に
これでcakePHPの環境が構築できました.
プログラミング大会も各班アイデアが出揃い,いよいよ本格的な実装が始まるといった感じです.