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営業マンが元webエンジニアの経験を生かしてあれやこれやするやつ

新卒1年目のwebエンジニアが入社から今日までを振り返ってみた

Gaiax Advent Calendar18日目です!
今日はわたくし、新卒1年目のエンジニアが入社から今日までの9ヶ月間を振り返ってみたいと思います!


入社〜研修

4月はシェア研修、5月はエンジニア研修という構成で、2ヶ月間の研修を受けていました。

シェア研修とは、合計10社ほど集まって合同で行う研修のことです。

  • ビジネスマナーなどを学ぶセッション
  • 自分の人生のミッションステートメントを考えるセッション
  • 2週間ほどで0からサービスを立ち上げるセッション

などがありました。

サービス立ち上げの研修は本当にハードで、何度も徹夜しながら会社で議論していたのを鮮明に覚えています。それでも社内のたくさんの人の協力のおかげで「この課題設定力はすごい。新卒とは思えない!」などのフィードバックを得て終えることができました。

Gaiaxの2016年度の新卒は私を含めて6人なのですが、シェア研をうけた人たちを含めると80人ほどになります。同期がたくさんいるのはホンマええことですよね。マナー研修やミッションステートメント研修でも学びや気づきはたくさん得られましたが、同期がたくさんできたことも収穫の一つです。


5月からのエンジニア研修は2社合同で実施されました。
それぞれ研修の目標を設定し、それを達成すべく研修を受けていました。内容としてはwebに関係する技術全般を広く、おいしいところをつまんでいく感じでした。web初心者な自分にとって、ついていくのが大変なことも多々ありましたが、非常に濃い内容で充実した研修でした。

またメンターの方とはほぼ毎日レビューを行っていました。このレビューも非常に濃いもので、自分の今後のキャリアなども含めて様々な気づきを得られた機会でした。ちなみに今でもよく一緒に飲みに行ったりしていて、その度にいつもハッとさせられます。本当に、感謝です。


配属〜今日まで

6月から配属。

私は、内定者フォローや女性の活躍促進などのための社内SNS「AIRY」というプロダクトを作っている、エアリー事業部に配属されました。開発は私を含め5人で、開発からサービスの運用まで行う、いわゆるDevOpsの体制をとっています。今日まで様々な機能開発、問い合わせ対応、障害対応、改善活動、他にも展示会などのイベントにも携わってきました。

個人的には、このAIRYというプロダクトを通して、世の中のすべての人が毎日楽しく仕事ができる、そんな世の中を作っていきたいと思っています。そして、それが個々のパフォーマンスの向上につながり、仕事に還元され、結果、企業の競争力の向上につながっていく。そんなサイクルを作りたいです。

この9ヶ月で学んだこと、身についたこと

レガシーコード改善のテクニック

今日までやってきて、一番大変だったのは、やはりレガシーコード改善です。

これまで人のコードをほぼ読んだことがなく、プログラミングも苦手だという自分のスキルのなさ、そもそもプロダクトにユニットテストが少なかったり、複雑度が恐ろしいことになっていたりというコードの状況など、なかなかに大変な状況でした。

このレガシーコード改善では、配属後に社内で実施してくださっていた研修の内容が本当に活きました。

OOPやTDD、レガシーコードへのテスト挿入方法やリファクタ手法、デザインパターン、言語のバージョンアップ対応など様々な研修をしてくださったおかげで、現場でも存分にレガシーコード改善を行うことができました。
これからもどんどん練習して血肉化させていきたいと思います!

チームについて

今、うちのチームではスクラムを採用しています。実際にスクラムを利用して開発を進めることで、スクラムというフレームワークに対する理解が深まったこと、また、チームとはなんなのか、なんのためにチームを組んでいるのか、というチームの本質を改めて知れたのも大きな収穫です。

チームは現在5人で、POが1人、開発チームが4人(QAと開発者が2人ずつ)という構成で開発しています(この前のレトロスペクティブで私が開発チームを兼任でスクラムマスターをやることになりました)。そしてQAとDevがペアで作業を進めるペア作業(ペアプロ)という形を採用して開発を進めています。もともとペア作業はQAとDevの知見の偏りをなくし、開発作業における属人性を排除するためにやっており、最終的にはバスファクターが4本になっている状態(4人全員がどのタスクでもとっていける状態)がゴールだと感じていました。

しかし、チームの本質を考えた時に、この理想形はすこし違うな、と感じるようになりました。バスファクターが4本になれば単純にこなせるタスクの量は増えるかもしれません。しかしそれは1人の持つ100%の力が単純に4倍にしかならないのでは、と感じます。イメージとしてはフリーランスを4人雇った状態とさほど変わりません。これではチームを組んでいる意味がありません。

1人では何もできない。そのことをどれだけ理解しているか。そしてチーム内で、自分が持っていない要素を他の人が持っており、逆に他の人が持っていない要素を自分が持っている。それを補完し合うことで1人では達成しえなかったことをこなしていく。これがチームの本質だと気づきました。ペア作業を通して、200%以上の成果を出していく。そんなチームを目指していきたいと思うようになりました。

これからについて

今後どういうキャリアを歩んでいきたいか、どういうところを尖らせていきたいかなど、入社した時よりは明確になってきたとはいえ、まだまだぼんやりした部分が大きいのが現状です。この辺りの芯をはっきりさせていくと同時に、今以上にステップアップしていきたいと思います!